プログラム
11月4日(火)
10:00~13:00
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S1
カーボンニュートラル ~ 建物評価事例 ~
大成建設グループ次世代技術研究所におけるゼロカーボンビルの取組み
- 脱炭素社会に向けた当社の取り組み
- ゼロカーボンビルの計画 -エネルギーからカーボンへ-
- 次世代研究所における取組事例
既存建築再生による持続可能な建築への取り組み
~ストック建築におけるホールライフカーボン評価事例~
~ストック建築におけるホールライフカーボン評価事例~
- 既存建築再生の意義
- 改修事例における多様な再生手法とホールライフカーボンの削減
JMAビル/竹中セントラルサウス/大阪避雷針工業神戸営業所 - ホールライフカーボン評価とこれからの既存建築活用
Regenerative Tree
- 生涯のCO2排出量を最大40%削減する次世代超高層ビルのプロトタイプ
建物の低炭素化に対する要望の高まりと共に、昨年に建築物ホールライフカーボン算定ツール(J-CAT)の提供が始まったことで、建物のホールライフカーボンの評価事例が増えつつある。ここで集積されていくデータに基づく分析が進むことで、建物構造別の傾向等、建物仕様がカーボン排出に与える影響が明らかになりつつある中、建築設備に関しても議論が深まることが望まれる。
本セッションでは、建築設備を含めたホールライフカーボンを詳細に評価した事例を紹介頂くことで、この議論の一助となることを期待する。
本セッションでは、建築設備を含めたホールライフカーボンを詳細に評価した事例を紹介頂くことで、この議論の一助となることを期待する。
S2
カーボンニュートラル ~ 要素技術 ~
須磨シーワールドの熱源水ネットワークとコミッショニング
- 水族館における常時の省エネと非常時のBCP重要性について
- 熱源水ネットワークの計画について
- トータルコミッショニングの取り組みと成果について
東京電力東尾久ビル本館の蓄熱システムによる省エネルギーと需要シフトの取り組み
- リニューアルZEB建物の性能検証
- 既存蓄熱式空調システムの省エネルギー改修と運転改善
- 蓄熱システムの省エネルギーと需要シフトの取り組み
再エネを最大限に活用する需給一体型EMSとグリーン水素の利活用
~大成ユーレック川越工場における事例紹介~
~大成ユーレック川越工場における事例紹介~
- 再エネを最大限に活用する需給一体型EMSの開発・実証
- 500kWワンパック固体高分子(PEM)形P2Gシステム(第1号機)によるグリーン水素製造
- 水素利活用システムの構築・実証
2050年カーボンニュートラルに向けた都市ガス業界の取り組み
- 実現に向けたロードマップ
- 供給サイドの取り組み:e-メタンに係る技術開発・実証
- 需要サイドの取り組み:都市ガスの高度利用、面的融通、オンサイトCCU
カーボンニュートラル社会の実現に向けてエネルギー供給の排出原単位の低減が鍵となるが、その実現に向けて、供給側にとどまらず需要側を含めたエネルギー供給網の高度化が求められている。
本セッションでは、変動する再生可能エネルギーの出力をカバーするよう、デマンドレスポンスを効果的な運用を実現する手段として再注目される蓄熱システムや中長期の需給構造の平準化に貢献するP2Gシステムのほか、CCS/CCUSといった排出をオフセットする技術の動向を、建物への導入やエネルギー業界での取り組みを踏まえ解説頂く。
本セッションでは、変動する再生可能エネルギーの出力をカバーするよう、デマンドレスポンスを効果的な運用を実現する手段として再注目される蓄熱システムや中長期の需給構造の平準化に貢献するP2Gシステムのほか、CCS/CCUSといった排出をオフセットする技術の動向を、建物への導入やエネルギー業界での取り組みを踏まえ解説頂く。
S3
ZEB ~『 ZEB 』改修事例と改修に向けた方策 ~
須賀工業九州支店 ストック建築物における個別空調ZEBモデル・ウェルネスオフィスの実現
- コンセプト・Nearly ZEBの取組
- 運用1年目の実績報告
- ウェルネスオフィスの取組
既存庁舎のZEB化改修事例に見る公共施設ZEB化の傾向と課題
- 既存公共建築物(庁舎)のZEB事例
- 既存公共建築物のZEB化における導入技術の傾向分析
- 公共建築物ZEB化の課題
“ゼノベ”プロジェクト 築57年の日建一号館ビルの環境改修
- “ゼノベ”プロジェクトの取組背景
- 環境価値(ZEB Readyの達成)と経済価値(投資リターンの確保、不動産価値の向上)の両立を目指す環境改修
- 既存築古ビル改修における課題
脱炭素社会に向けた既存ストックのZEB改修のあり方
- 既存ストックにおけるZEB改修の現状
- 既存ストックにおけるZEB改修の課題
- 今後目指すべきZEB改修のあり方
建築物全体のなかで、既存建築物が占めるエネルギー消費量の割合は多く、改修によるZEB化は、カーボンニュートラル実現に向け有効な手段と考えます。
本セッションでは、自社ビル、 貸事務所ビル、庁舎について、断熱性能の向上、高効率機器の導入、創エネなどにより、ZEB化を達成した事例を紹介します。中には、ZEB化と併せて、執務エリアのリノベーションにより従業員の快適性も向上した事例もあります。また、ZEB化事例に加え、省エネ改修に向けた方策として、省エネ改修の現状、問題点、課題、ポイントなどについて解説した講演も行います。設計・施工関係者、建物管理・所有者、利用者など様々な立場の方々へ、提案および課題解決の一助となればと考えています。
本セッションでは、自社ビル、 貸事務所ビル、庁舎について、断熱性能の向上、高効率機器の導入、創エネなどにより、ZEB化を達成した事例を紹介します。中には、ZEB化と併せて、執務エリアのリノベーションにより従業員の快適性も向上した事例もあります。また、ZEB化事例に加え、省エネ改修に向けた方策として、省エネ改修の現状、問題点、課題、ポイントなどについて解説した講演も行います。設計・施工関係者、建物管理・所有者、利用者など様々な立場の方々へ、提案および課題解決の一助となればと考えています。
担当委員
大阪ガス 真貝 耕一郎
きんでん 島末 紀之
新菱冷熱工業 宮﨑 久史
東京ガス 興梠 暖
11月5日(水)
14:00~17:00
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S4
ZEB ~ 新築計画における『ZEB』への挑戦と環境建築の在り方 ~
クボタグローバル技術研究所
~大規模建築物におけるNearly ZEBの実現と実証~
~大規模建築物におけるNearly ZEBの実現と実証~
- 大規模建築物におけるZEBへのアプローチ
- 省エネルギーとウェルネスを両立した設備計画
- 運用段階におけるZEBの実証
川崎市役所本庁舎
~都市型防災庁舎の実現と脱炭素社会に向けた取り組み~
~都市型防災庁舎の実現と脱炭素社会に向けた取り組み~
- 建築・設備の融合した空調換気システム
- 排熱と再エネ熱を最大限活用した高効率複合熱源システム
- 高い防災性能とZWBを追求した水循環システム
大規模宿泊施設のZEB化とホテル運営に配慮したエネルギーマネジメント
- 別府温泉 杉乃井ホテル「宙館」におけるZEB認証事例について
- 大規模露天風呂を有する浴場施設の省エネルギーについて
- ホテル運営に配慮したエネルギー評価指標の提案とエネルギーマネジメントの実践
病院ZEBの普及に向けた、小田原市立総合医療センターにおけるZEB Ready実現の取組み
- 病院のZEB化に対する課題
- 病院のZEB化に向けた具体的な省エネ技術
- 大病院でのZEB Ready達成事例の紹介
午前中のセッションに引き続きZEBの最新事例について、本セッションでは新築計画での取り組みを解説します。カーボンニュートラル社会の実現に向け、「2030年には新築についてZEB水準の省エネ性能の確保を目指す」という高い目標を掲げ、それに向けZEB水準が環境建築のあるべき姿として定着しつつはあります。
本ミッションではZEB達成が困難とされる大規模病院での事例、快適性・健康性にも配慮しながら計画だけにとどまらず運用の面で省エネルギーを実現している事例、省エネにとどまらず水資源の有効活用(ZWB)・レジリエンスの3要素を実現している事例を取り上げZEBの幅広い普及のみならず、今後の環境建築の在り方についてディスカッションします。
本ミッションではZEB達成が困難とされる大規模病院での事例、快適性・健康性にも配慮しながら計画だけにとどまらず運用の面で省エネルギーを実現している事例、省エネにとどまらず水資源の有効活用(ZWB)・レジリエンスの3要素を実現している事例を取り上げZEBの幅広い普及のみならず、今後の環境建築の在り方についてディスカッションします。
担当委員
明治大学 樋山 恭助
高砂熱学工業 宮谷 政和
東京工芸大学 山本 佳嗣
11月6日(木)
10:00~13:00
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S5
DX ・スマート 最前線 ~ さらなる変革への挑戦 ~
東京ポートシティ竹芝におけるスマートビルの取り組み事例と今後の展望
OKI本庄工場H1棟 生産施設における ZEFの取り組みとスマートファクトリーの展望
- ゼロエネルギーファクトリーZEFの構築
- OKI本庄工場H1棟での取り組み事例
- スマートファクトリーの今後の展望
エスコンフィールドHOKKAIDOにおけるデジタル戦略
- プロジェクト全体構想
- ICT戦略と設計思想
- 開業後のスタジアムDX
- 成長するスタジアムに向けて
現在、あらゆる業界で変革が求められる中建築設備分野においても進化を目指した多様な取り組みが進んでいます。サステナブル社会実現、エネルギー効率の向上、利用者の快適性向上など多角的な視点から技術革新が求められています。
本セッションでは、スマートビル、スマートファクトリー、スマートスタジアムにおける最新のDXとスマート化技術の導入事例を紹介します。それぞれの業界をリードする実践者の皆様から課題解決の手法や新たな価値創出へ取り組む挑戦を紹介します。最新の技術革新と実践的な知見を組み合わせることで建築設備分野の新たな未来への道筋が拓かれることを期待します。
本セッションでは、スマートビル、スマートファクトリー、スマートスタジアムにおける最新のDXとスマート化技術の導入事例を紹介します。それぞれの業界をリードする実践者の皆様から課題解決の手法や新たな価値創出へ取り組む挑戦を紹介します。最新の技術革新と実践的な知見を組み合わせることで建築設備分野の新たな未来への道筋が拓かれることを期待します。
担当委員
関電工 留目 真行
関西電力 木虎 佳嗣
鹿島建設 溝畑 重利
新日本空調 竹内 信弘
11月6日(木)
14:00~17:00
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S6
ウェルネスオフィスのその後 ~ 取り組み内容とその実績の検証について ~
東京支社における移転後のオフィス環境変化のフォローアップ
- 移転の背景と目的について
- ハード面、ソフト面でのオフィス環境変化の見える化の取組み
- 移転後のデータ分析とその結果によるオフィス環境改善と変化のフォローアップ
伊丹市新庁舎|スマートウェルネスオフィスで進化する自治体モデル
スマートウェルネスオフィスを認証した大規模庁舎である伊丹市新庁舎を整備モデルに挙げ、
その取り組みの経緯から実施運用に至る特徴を発表。
- 新庁舎整備と働き方改革
- 新庁舎の概要
- 働き方改革とスマートウェルネスオフィス
- 効果と運営課題
日本設計オフィスのフォローアップ活動・環境DXの活用
- オフィス環境デザインのコンセプトとして、「人の個性に呼応し、オフィス環境の魅力につなげる環境の個性づくり」を掲げた日本設計オフィスにおける運用フォローアップ活動の紹介
- 「環境DX」システムで、オフィス環境や利用状況をデータとして把握し、自律的に働くワーカーが集うオフィスにふさわしい、自律的エネルギーマネジメントの構築を目指している。
- ウェルネスやエンゲージメントに関する主観評価を位置情報の行動特性から分析を行い、データをコミュニケーションツールとして活用。データドリブンでオフィスの持続的な成長を目指す。
清水建設名古屋支店オフィス~人と人がつながる『コミュニケーションHUB』~
- ABW・WELL認証の取り組み
- コミュニケーションを誘発する仕掛け
- 運用時の定点観測によるモニタリング
最近のオフィスについての調査報告
- JABMEE技術委員会/健康WGの活動報告
- 最近のオフィス調査
- ABWとウェルネスオフィス
ウェルビーイングという用語が政府の資料にも登場するようになり、ビジネス界でもESGという言葉が一巡した。建築業界では、省エネ・脱炭素の加速に加えて、ワーカーの健康性・知的生産性向上を目指すウェルネスオフィスという概念が整理され、その先行優良事例も数多く紹介されつつある。一方で、それらウェルネスオフィスが竣工後どのような状況となっているかについては、十分な知見が蓄積されていない。
そのため、本セッションでは、当初計画のその後について、運用段階のフォローアップに尽力されている4事例について紹介する。これら情報の共有により、今後の業界におけるウェルネス建築の取組みのさらなる発展に貢献する。
そのため、本セッションでは、当初計画のその後について、運用段階のフォローアップに尽力されている4事例について紹介する。これら情報の共有により、今後の業界におけるウェルネス建築の取組みのさらなる発展に貢献する。
担当委員
工学院大学 富樫 英介
久米設計 土岐 昇三
日本設計 大串 辰雄
11月7日(金)
10:00~13:00
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S7
建築設備へのAI活用
建築設備のスマート化を加速するAI技術
- デジタルツインでのAI活用
- 空調設備フォルト検知での活用
- 解析業務の省人化に向けた生成AI活用検討
立命館大学OIC H棟におけるキャンパス DX と生成 AI による UX
- 立命館大学OIC H棟におけるスマートビル基盤(ビルOS)の適応と研究活動への展開
- ビルOSのアーキテクチャ及びアプリケーションの活用
- ビルOSのビックデータを用いた生成AI(LLM)の検証とUXの試行
3D LiDAR を利用した人流計測システム
- LiDAR技術について
- LiDARを用いた人流計測システムの開発
- 本システムの実物件への適用
世界のスマートビルディング
- アメリカのスマートビルディング
- ヨーロッパのスマートビルディング
- アジアのスマートビルディング
AIは建築設備分野において、設計から運用まで幅広い革新をもたらしています。
本セッションでは、最新のAI活用動向を紹介するとともに、生成AIを活用したユーザーエクスペリエンス(UX)の向上、人流計測システムによる空間最適化、さらにビル管理における予兆保全やエネルギー効率改善の事例を取り上げます。データ駆動型の意思決定やスマートビルディング実現に向けた実践的アプローチを議論し、AI導入の可能性と課題を明らかにします。
本セッションでは、最新のAI活用動向を紹介するとともに、生成AIを活用したユーザーエクスペリエンス(UX)の向上、人流計測システムによる空間最適化、さらにビル管理における予兆保全やエネルギー効率改善の事例を取り上げます。データ駆動型の意思決定やスマートビルディング実現に向けた実践的アプローチを議論し、AI導入の可能性と課題を明らかにします。
(敬称略)
コーディネータ
スピーカ


S8
データセンターの現在と未来 ~ 設計手法から次世代技術まで ~
IT機器の変遷と冷却設備の対応
- IT機器の変遷
- アイルキャッピングとエアサイドエコノマイジング
- リキッドクーリングとウォーターサイドエコノマイジング
次世代データセンターの概要
- NTTファシリティーズの次世代データセンターへの取り組み
- 次世代データセンターモデルについて
- 省エネシステムと地域貢献への取り組み
AIサーバーの冷却技術動向と課題
- データセンターの変遷とAIが建物に与える影響について
- AIサーバーの冷却技術動向について
- AIサーバー受け入れのための課題とアプローチについて
サーバーの安定稼働を支える電源・配電計画
- 国内データセンターの市場について
- 電源システムに求められる条件
- 電源システム構成について
生成AI等の爆発的な普及によりデータセンター建設需要が今後ますます高まるものと想定されています。これに伴いデータセンターの電力消費量は著しい増加傾向にある一方、政府は2040年までのデータセンターのカーボンニュートラルの目標を掲げており、その実現に向けて多方面で検討が進められています。
本セッションでは、データセンターの信頼性担保に重点をおいた設備設計手法に始まり、最新の水冷・液浸といったサーバー冷却技術動向や電源・配電計画、そして次世代のデータセンターのあるべき姿まで講演いただきます。皆様にとって有意義なセッションとなれば幸いです。
本セッションでは、データセンターの信頼性担保に重点をおいた設備設計手法に始まり、最新の水冷・液浸といったサーバー冷却技術動向や電源・配電計画、そして次世代のデータセンターのあるべき姿まで講演いただきます。皆様にとって有意義なセッションとなれば幸いです。
担当委員
アズビル 本多 右近
清水建設 的野 孝一
ダイキン工業 板田 武士
プログラム内容(発表テーマ・スピーカ・発表の順番等)は変更になる場合がありますので予めご了承ください。